どちらが慣れていない事をしているか

ビジネスコーチの明田佳樹です(^^)

今日のテーマは、「どちらが慣れていないことをしているか」です。

最近、意識しだしたことがあります。それは、「慣れていることをしている方より、慣れていないことをしている方が疲れる」ということです。例えば、新入社員と上司はどうでしょうか。上司の方がより高度な仕事をしていたり、複雑な仕事をしていて一見疲れていそうですが、もしそれが何度も経験しているような仕事であれば、新入社員の方が疲労度は高いはずです。新入社員は全てが初めてなので、精神的にも肉体的にも疲れているはずです。

また、外で働いている旦那さんと初めて子育てをする奥さんがいれば、どちらが疲れているでしょうか。旦那さんは外に働きに行きますが、それが慣れ親しんだ仕事であれば、初めて赤ちゃんのお世話をする奥さんの方が確実に疲れています。先ほどの新入社員と同じ理屈ですね。

確かに成長という意味では、あえて厳しく指導したり、突き放して自分でさせてみたりすることも必要でしょう。しかし、ビジネスもプライベートも人間関係が上手くいくコツです。自分にとっては「大したことない」や「自分の方が大変」と思うようなことでも、相手が初めてやっている場合は、自分よりしんどい思いをしている可能性もあります。

そういうことを理解し、労いの言葉や配慮をしてあげると職場や家庭の人間関係も上手く行くのではないかと思います(^^)